2018年09月
荷風の愛した「純和風カツ丼」
上野から京成線に乗り江戸川を超え千葉県に入ると程無く
「京成八幡駅」に到着する。
駅名にもなっているがこの日は葛飾郡総鎮守でもある
葛飾八幡宮への参拝
葛飾の地名はもともと千葉のこの辺り一帯。
9世紀末、宇多天皇の時代に京都の石清水八幡宮を勧請して建立されたと言われている、1100年以上の歴史を持つ関東屈指の古社の一つ。近くの本八幡の地名もこの神社にちなんだそうな☆
参拝後駅前へと戻り本日のお目当てへ
料理屋「大黒家」
作家の「永井荷風」が晩年通い詰め、
最後の晩餐まで食べ続けたと云うカツ丼が今回の捜査対象だ
AM11:30に一人、静かで落ち着く座敷で頼むのは
その名も「荷風セット」
「上新香・お酒・カツ丼」がセットになり1260円
日本最高の日記文学と評される「断腸亭日乗」は、
戦前から戦後へと移り行く日本を独特の視線から捉えた名作だ。
その日記にも大黒屋での食事の様子が記されている
「菊正宗の上撰」を熱燗で
グイっと盃を飲み干すとふわ~っと力が抜けていく、
日夜を通じて行うガサ入れの骨休めも兼ねるとしよう
白菜が美味しい上新香をツマんだら
「カツ丼」の登場だ
(初めっから断面オープンは珍しい)
かくして「荷風セット」1260円の完成
躍るセットだ、しかもグリーンピースが過去最高の
16個
上品ながらもしっかりと旨い出汁のカツ丼をツマミにしながら・・・
辛口の菊正をグイッと飲る
味噌汁が旨いのが料理屋の証、しかも蜆入り
カツ自体の旨味は正直なところ少ないが、
丼の出汁・蜆汁・空間はとても優秀なお店だと思う。
これはダシ出くわせる「順和風カツ丼」だ。
永井荷風の、遊ぶ心をしっかりと学ばせて頂きたいと思ふ。
ここ最近残念ながらこの大黒屋な長い歴史を閉じられたそうだ。
少し前の訪問だが記録として残しておきたい、有難うよ
沼津「千楽」のポテンシャルカツ丼
この日は静岡県沼津漁港へ
魚市場中をくまなく探索し海の香りを存分に楽しんだらば沼津駅行きのバスに乗車。
漁港で海鮮を食べなかったのには理由がある。
その理由は、
沼津北口すぐにある洋食の
「千楽」へのガサ入れだ。
開店直後の17時過ぎに訪問するも既にお客さんが入いるが
皆一人なのが怪しい。
皆一人なのが怪しい。
メニューはと
「ランチ並・上」「カツハヤシ」が気になるが・・
俺が風の噂に数年前から狙っていたのは勿論カツ丼。
俺が風の噂に数年前から狙っていたのは勿論カツ丼。
しかもカツライスが1100円のところ、カツ丼は破格の850円。
さあ全国300万のカツ丼ファン声を揃えて、
必殺!「オープン・ザ・・
早春の奥入瀬
そんな美しいカツ丼だ。
丼のタレ・玉子・ご飯の味は完璧、柔らかいカツはビックリする位に肉厚だな。
カツの厚さは現在の三分の一で充分、更に揚げ立てで900円以下ならば
日本一に輝くポテンシャルを秘めた「千楽のカツ丼」だ。
老舗洋食店のサービスメニュー美味しく頂いた。
いつかまた来る事もあるだろう、期待しているぜ。
呑める惣菜屋の「タレ旨安カツ丼」倉井ストアーを調査
京のガサ入れは葛飾区立石にある飲める惣菜屋
「倉井ストアー」
お店の半分は惣菜販売・半分はイートイン。
葛飾の呑兵衛にはお馴染みの酒飲み天国だ。
壁メニューから料理を選び、
お弁当・お惣菜が並ぶ調理場へ注文出来るシステム。
冷蔵庫から好きな「黒ラベル大瓶」450円を取り出して
ここは葛飾警察署の直ぐ側、
両津勘吉が現れるかも知れない。
席に戻り呑兵衛の振りをしながら他の客・店内を調査する。
ここは葛飾警察署の直ぐ側、
両津勘吉が現れるかも知れない。
様子を伺いながら俺が頼むのは勿論・・・
「カツ丼」
「カツ丼」
理想的酒場の1つ「倉井ストアー」は、
土日が休みだ注意しろよ