上野のガード下の賑やかな商店街から
昭和通りへ向かい二本目の角
元は旅館と云う建物で営業する
「好養軒」
前回あまりに怪しかったので二度目のガサ入れ
手書きのメニュー
一等地の価格とは思えない
10分弱待って登場
中身を知っていても楽しい
「オープン・ザ・・・
ふた~っ!」
ふたを開けたとたんに濃厚な香りが漂う
真夏に咲き誇るひまわりにも見える
「かつ丼」740円
クリスピーに揚げ煮過ぎていない為
まだサクサク感が楽しめるカツ
かなり濃いタレで食べさせる硬派のかつ丼
一番素晴らしいのは立ち昇るこの香り
通常のサラダ油でもなくラードでもない
ヘッドと云う牛の脂を配合しているのだとか
この油とタレが合わさり立ち昇る香りは
どこにも真似出来ぬ逸品
味噌汁は揚げ・キャベツ・えのき
これも味は濃いが実家で頂くような汁
カツは端っこの部分も味が変わりまた旨い
ビールと合わせたくなるような一杯
誰が書いたか「変わらない物、好養軒のカツ煮」
今日も美味しかった
店内では何十年も通っているであろう紳士が魚フライや串カツで飯を食べている
上野に残る奇跡のような店
こんなお店がまだ残っていることが嬉しくなる
親父さんご馳走様です、
・・・もう少し泳がせておくことにするか